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山崎隆のシェアハウスで幸せになる方法

失敗例に学ぶ④
[注文住宅による自宅の建て替えとシェアハウスへの転用]

相続などで既に土地を取得している地主層が実家の建て替えをする場合、又は富裕層が土地を購入して、そこに注文住宅を建てる場合には、注意が必要です。

たとえば、その土地の面積が35坪前後だった場合を想定して考えてみましょう。

この土地が立地する地域の容積率が100%だったとします。すると建てられる家も35坪です。35坪前後というと、敷地の形状にもよりますが、一般的な間取りなら、部屋数では概ね6室前後のベッドルームが確保できます。つまり、通常シェアハウスにするなら6室以上の個室がとれるということです。

これは、シェアハウスとしては、ドミトリー(相部屋)にしないという前提なら、ギリギリの部屋数です。

ところが、もし、この土地に家を建てて住もうとする家族の人数が少なかったりすると、一つ一つの部屋を広くしてしまったり、リビングやダイニングなどを広くしてしまったりして、お洒落で贅沢な一戸建住宅としては成り立つのですが、シェアハウスとしての収益性が低くなるどころか、そもそもシェアハウスとしては有効活用できない間取りになってしまうことがあります。

住宅メーカーの営業マンというものは、一生懸命に顧客のニーズに応えようとしますが、仮に、たとえそのニーズが短期的で将来へ禍根を残すとしても(通常、営業マンはそこまで予知できません)、顧客の意を汲んで、できるだけ自由気ままに建てさせることを「自由設計」と呼んで推奨しています。
ですから、合理的には意味の無いデザインで競合会社が競ってしまい、財産形成という観点からは、不毛で駄作な住宅を設計してしまうのです。

このような状態になってしまうと、老後の生活は、年金だけが頼りとなってしまうでしょう。ましてや売却すらも難しい間取りになってしまっていたら、もう手遅れです。

公開日:2016年6月29日

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