財営コンサルティング株式会社
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書籍・DVD
遺言書は書いてはいけない!
ダイヤモンド社 2001年刊 定価
1,600円+税
*本書のご購入は、アマゾン(amazon.co.jp)にて承っております。
法定相続してはいけない!
生前贈与はしてはいけない!
遺言作成してはいけない!
本当にあぶない相続の常識と、本当に正しい相続の対策を解説した、全くあたらしい相続対策マニュアルです。
財産があってもなくても、誰にでも相続が発生します。
法定相続では、平等な相続はできません。
相続は、ほとんどの場合、トラブルになります。
トラブルは、遺言や生前贈与などで、かえって深刻化します。
第1章 「相続」を正しく理解し直す10ポイント
- Q1.財産がないのに相続なんて関係あるの?そもそも相続って何なの?
A.すべての人に相続は関係します
相続は、債務も相続することに注意しましょう - Q2.相続にはどんな対策があるの?
A.五つの対策があります
相続税の有無で対策が変わります
「遺産分割協議書」が決め手です - Q3.相続ってどういうスケジュールで進むの?
A.三ヶ月以内に相続放棄すべきか否かの決断が必要です
相続は自動的に開始されます
限定承認はむずかしい
「単純承認」か「相続放棄」か、二者択一が現実です - Q4.相続税はいくらぐらいかかるの?そもそも相続税って何なの?
A.財産の総額と法定相続人の数で違います
三つのステップで納税額が計算できます
二次相続の相続税まで考えましょう - Q5.うちの財産はどれくらいあるの?何でもかんでも相続税の対象になるの?
A.時価で評価した価格を合計したものになります
土地の評価には七つの種類があります
建築できない土地や私道も課税対象です
利用制限のある土地は評価が下がります - Q6.贈与税って、どんな税金?どういうときにかかるの?
A.年間110万円を超える財産をもらったときに課税されます
「住宅取得資金贈与の特例」で550万円まで無税になります
配偶者への居住用不動産等の贈与は2110万円まで無税です - Q7.相続税はいつ、どうやって納めるの?分割払いはできるの?
A.現金一括払いが原則です
「延納」は国への借金です
「物納」は準備するものではありません - Q8.財産はどうやって分けたらいいの? 生きてる間に親がすべきことは何なの?
A.遺産分割案をまとめておくのが一番の早道です
生前に「相続税の申告書」を作成しておきましょう
「とりあえず配偶者に・・・・」は禁物です
「共有」より「代償分割」しましょう「寄与分」と「特別受益者」に配慮しましょう
遺言が「争続」の原因になることもあります - Q9.遺言はどう書けばいいの?
A.残すなら公正証書遺言がベターです
有効な遺言は法律で決まっています
遺留分に気をつけましょう
遺贈の指定方法は二つあります
「死因贈与」は贈与税ではなく相続税の対象です - Q10.債務の相続ってどういうこと?
A.相続破綻の危険性を受け継ぐことと同じです
連帯保証債務があると相続は要注意です
普通の借金にも十分注意しましょう
財産の内訳は時価会計のバランスシートで見ましょう
債務をあまく見ると一発で財産が消滅します
第2章「こんな相続対策」は、やらないほうがまし!
- 1.へたな相続対策はやらないほうがまし
相続対策は、節税ばかりに偏ると危険
税金逃れの節税対策は無意味
節税対策で、資産の時価を下げてはいけない - 2.子にむやみに生前贈与してはいけない!
<基礎知識>年間110万円まで無税で贈与でき、相続財産を減らせる
<なぜやったらダメなのか>生前贈与は道楽息子&娘を育てる
<どうしてもやりたいなら>生命保険の保険料の贈与が無難 - 3.配偶者への生前贈与、税額軽減はやってはいけない!
<基礎知識>配偶者への贈与は2000万円まで非課税
<なぜやったらだめなのか>権利関係が複雑化しトラブルの元になる
<どうしてもやりたいなら>二次相続までの対策シナリオが明らかなときだけ - 4.相続税逃れに養子を増やすな!
<基礎知識>法定相続人が増えて相続税の基礎控除が大きくなる
<なぜやったらダメなのか>養子縁組は分割トラブルの温床だ
<どうしてもやりたいなら>節税よりもリスク対策に使う - 5.借金してはいけない!
<基礎知識>相続税の課税価格が圧縮される
<なぜやったらばめなのか>債務超過の危険が増す
<どうしてもやりたいなら>自己資本で投資をする - 6.アパート建築なんかやめろ!
<基礎知識>更地にアパートを建てると相続税評価を下げられる
<なぜやったらだめなのか>アパート建築で不良資産をつくるおそれ
<どうしてもやりたいなら>一戸建て・タウンハウス・分譲型がいい - 7.土地信託や事業受託など頼むな!
<基礎知識>銀行や業者にお任せでオーナーは手間いらず
<なぜやったらダメなのか>リスクはオーナー、リターンは業者
<どうしてもやりたいなら>オーナーが主導権を握るべし - 8.等価交換事業でマンションは建てるな!
<基礎知識>無借金で賃貸マンションが手に入る
<なぜやったらダメなのか>必ずしも効率の良い活用法とはいえない
<どうしてもやりたいなら>売却して高収益物件に買い換えたほうがいい - 9.会社など設立するな!
<基礎知識>資産を圧縮、株式化で分割も容易に
<なぜやったらダメなのか>頻雑な法人経営はトータルでマイナス
<どうしてもやりたいなら>経営哲学を持つこと - 10.不動産の鑑定による評価下げを期待するな!
<基礎知識>路線価より低い場合は税金が安くなる
<なぜやったらダメなのか>国税当局を刺激する
<どうしてもやりたいなら>原則は国税通達にしたがって評価すべき - 11.物納の準備などするな!
<基礎知識>売りにくい不動産を納税に充てられる
<なぜやったらだめなのか>生前の物納対策は無意味
<どうしてもやりたいなら>すべてを売れる財産にする - 12.遺言なんて残すな!
<基礎知識>相続争いを防ぐ決め手と信じられているが・・・・
<なぜやったらだめなのか>不完全な遺言書はトラブルのもと
<どうしてもやりたいなら>遺言より遺産分割協議 - 13.遺言信託などやるな!
<基礎知識>信託銀行が遺言執行に関する一切の手続きを代行する
<なぜやったらダメなのか>利害関係者に仕切らせてはいけない
<どうしてもやりたいなら>弁護士や司法書士などの真の第三者に執行を任せるべき
第3章 うまくいく相続対策の三か条
- 1.最強の相続対策!「相続の申告書」を作成する
マイナスの相続を忘れるな
「相続開始後3ヶ月以内」のルールが重要
「相続税の申告書」ですべてがわかる
生前申告書なくして相続対策はありえない
まず「財産目録」を作ろう - 2.売れる財産を持ちなさい!
バランスシートで考えよう
すべての財産に換金性を
ポートフォリオ最適化のために財産を組み替えよ
借金は早めに清算しておくべし - 3.相続対策のための四つの生命保険活用法
生命保険で「時間を買う」
1.税金の支払い原資をつくる「納税プラン」
2.財産評価を圧縮する「節税プラン」
3.分割トラブルを回避する「代償分割プラン」
4.対策完了までのリスクヘッジになる「一時保障プラン」
第4章 生前申告書の書き方
- 1.生前申告書で問題を浮き彫りにする
はじめに遺産分割協議ありき
相続税の申告書類は十数種類もある
財産目録を作るのに必要な書類を集める - 2.法定相続分で分割するこわさを知る
生前申告書を作ると、法定相続のこわさがわかる
相続税の申告書(第1表)
相続税の総額の計算書(第2表)
配偶者の税額軽減額の計算書(第5表)
生命保険金などの明細書(第9表)
相続税がかかる財産の明細書(第11表)
小規模宅地等に係る課税価格の計算明細書(第11表・付表)
債務及び葬式費用の明細書(第13表)
【生前贈与がある場合】 贈与税額控除額の計算書(第4表)
【生前贈与がある場合】 純資産価額に加算される贈与財産価額等の明細書(第14表)