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山崎隆のシェアハウスで幸せになる方法

シェアハウスとは何か?

実は、“シェアハウス”の定義は曖昧です。シェアハウスに厳密な定義がある訳ではありません。ですが、初期のシェアハウスはバックパッカーなどが利用する「短期宿泊目的のゲストハウス」と考えられています。これは昭和の時代までは普通に普及していた「下宿」や「簡易宿泊所」に形態が似ています。

シェアハウスの基本的な間取りは、1戸又は1棟の居住空間の中に複数世帯が共用部と専用部を区別して利用していることです。トイレ、浴室、ダイニングなどのスペースが入居者全員の利用する共用部であり、1人(又は2人程度)で利用する個室が専用部となります。

一般的に、シェアハウス1棟の総部屋数(=世帯数)は、規模が小さいケースでは、3~4室程度ですが、規模が大きい場合は30室を超えます。ただし、仮に3部屋でも“ドミトリー(相部屋)”タイプになると世帯数は2倍(6世帯程度)に増えることになります。

現在普及している物件の多くは、平成初期のバブル崩壊プロセスの中で、構造不況業種の企業などが財務的な資産の再構築(リストラクチャリング)を行うために、無駄な資産と見做された社宅や社員寮などを転用(コンバージョン)し始めたのが一つの流れとして定着したものです。社宅の間取りとシェアハウスのそれが非常に近いからです。また、それに加え、社宅としての長期契約を解除された地主層が仕方なく転用するケースも少なくありませんでした。

さらに、不況で稼働率が悪化した老朽ビルなどのシェアハウスへの転用が増えています。これらのビルの中には、SOHO(スモールオフィス+ホームオフィス)の要素を加味したシェアハウスが多く含まれているのが特徴です。

一方で昨今では、土地を新たに更地から取得して当初の段階からシェアハウスを企画して新築するケースが増えています。その中には、ペット専用だったり、その他の同じ趣味人の専用だったり、様々なコンセプト性が強いシェアハウスも少なくありません。

筆者は、シェアリングによる居住空間又は事務所空間などを、主に3種類の類似用語(シェアハウス、シェア住宅、シェアオフィスなど)を使い分けて説明することがありますが、もちろん厳密な定義に基づき正確な使い分けがなされている訳ではありませんので、すべて“シェアハウス”と呼んでもかまわないと考えています。

これからは古民家や空き家を再生したものなど多種多様なタイプも普及してくるでしょう。その利用法も農家だったり、移住者向け住居だったり、単身のシニア層向け住居だったりして、シェアハウスといっても様々なカテゴリーが普及していくでしょう。

公開日:2016年6月29日

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